かつて日本は600ヶ所以上の金属鉱山を操業していました。大規模な鉱山であれば何千人もの従業員とその家族が一大生活圏を形成していたものです。ところが世界情勢の変化に伴う輸入鉱石価格の激変により、現在はほとんどの国内金属鉱山が閉山されています。多くの鉱山は都会から離れた山間部に位置し、地域も鉱山に依存していたため閉山後は過疎化の道をたどりました。明治時代から鉱山業を営んできた田中鑛業の広大な鉱山跡地を引継いだ私どもは、鉱山という主産業を失った地域の活性化と雇用促進に貢献すべく鉱山跡地開発を進めています。
写真:昭和10年頃の土畑鉱山操業風景
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